国政リポートNo.612
「原子力の安全再稼動」「社会保障・税の一体改革」に十分な危機意識を
「日本の危機 結束こそが必要」 ●安全への危機意識が第一 原子力発電所事故から1年3ヶ月が経ちました。原子力の安全性について、真剣に議論していかなければなりませんが、私は、経済産業省の中に原子力を推進する立場とチェックする立場が混在することの矛盾を10年以上も前から指摘してきました。今回ようやく、これを改める原子力規制庁設置法案が提出され、衆議院で審議入りしました。
● 少子高齢社会に危機感を
社会保障と税の一体改革についての審議が衆議院特別委員会で行われています。この問題では昨年暮れ、遅くまで党の議論を積み重ねてきました。今年3月の閣議決定前に、私は消費増税関連法案に対し、慎重に進める会の責任者として議論を進め、この中で「高齢社会、人口減少、少子化対策など日本がおかれた立場から、一体改革は避けては通れない問題であり、党内の一本化が必要」と主張してきました。野田総理が命をかけて推進する考えと、小沢元代表が政権交代を果たす突破口となった国民との約束を実行に移していかなければならないとする考えと、目指す方向は一致していると思います。
|