闘い続ける 前・衆議院議員田中けいしゅう

国政リポートNo.605
2012年2月27日

 

        「党の混乱に副代表として四者会談を要請」




●信頼欠く党内対立

 信頼と責任ある政治を遂行していくには、2009年の政権交代で国民からの負託を受けた民主党が盤石な態勢で国政に臨んでいかなければなりません。ところが党内では昨年暮の29日に、深夜までかけて党としての条件を付けてまとめた消費税増税を巡って小沢元代表が増税に強く反発し、法案の採決時には造反することまでも滲ませて、ことは倒閣、衆院解散にまで話が及んでしまいました。
 総理批判を強め、意見対立をいたずらに泥沼化させていけば、野党を利するばかりか一層の混乱と政治不信を招き、国民からの民主党離れを加速させてしまいます。

 

●総理と小沢元代表 前向きな対話を

 国民不在となる深刻な政治状況に、私は21日の党常任幹事会で野田総理と小沢元代表に加え、鳩山元代表、輿石幹事長を交えた「四者会談」を行い妥協案を探るよう、副代表として幹事長に強く要請しました。一部議員には「会っても仕方ない」などと、話し合いに否定的な意見がだされていましたが、お互い意地を張って角をつき合わせているだけでは何の解決策にもつながらないと思っています。
 党内の混乱を一刻も早く終息させ、本来の政策論争を与野党間で心置きなく展開できる国会にしていかなければ国民の期待には応えられない、その思いでいっぱいです。

 

●党首討論にも思い切った改革が必要だ

 今週29日、午後3時から私が委員長を務める国家基本政策委員会の合同審査会で党首討論が行われる予定になっています。この討論に際して私はかねてから委員会に改革の余地ありと申し述べてきました。(国政リポート599で関係記事掲載)
 内政も外交も厳しい状況下、国会で開かれる委員会では総理に毎回同じような質議がくり返され、残念ながら貴重な時間が浪費されていると思われて仕方ありません。また、答弁者の言葉尻を捉えて、揚げ足取りを続けるような場も多く見受けます。総理にとっても国民のためにも、委員会が実質的意見が行き交う質疑の場となるように変えていかなければなりません。中味の薄い委員会では政治本来の役割を果たすことなどできるはずはないのです。
 総理への1日の質問量は120〜150項目にも及びます。答弁に大変な準備と時間が必要で、役人からの事前のレクチャー(質問に対する事前説明)にも膨大な時間が費やされています。このためだけに総理は日々を追われ、自らの政治判断を難しくしている面があることも否定できません。この結果、官僚政治に依存する素地ができ上がってしまい、政治主導の形骸化につながっていかないか、強い懸念をもっています。
 総理が各委員会ごとの答弁のためだけに、貴重な時間が縛られないようにするため、大臣には職に精通した適任者を当たらせることは言うまでもありません。
 各委員会は担当大臣に任せ、さらには政務三役が置かれている機能を十分に発揮できるようにすべきです。その上で総理は合同審査会での党首討論で各党首と大局的見地にたった幅広い国政論議を展開し、発言に責任をもつようにすることです。この方が遥かに発展的だと感じます。
 私は現在の党首討論を昼間働く国民の関心を高め、議会活動への理解向上を図り、国政の流れを分かりやすくするために原則週1回、ゴールデンタイム(午後8時から)の開催を可能にできないか、そしてリアルタイムのテレビ中継ができないか、また閉会中の開催、さらに討論時間、討論相手の制限見直し、政局に絡まない政策論争の議題絞り込みなど、総理としての重責を果たす党首討論のあり方について、抜本的改革が必要と感じています。
今や大変な国難の時。具体策のとりまとめ作業を各委員会改革の第一歩と捉え、私が委員長を務める合同審査会の党首討論から始めていきます。