闘い続ける 前・衆議院議員田中けいしゅう

国政リポートNo.589
2011年7月18日

 

        故郷、福島県浪江町、双葉町からの請願

         住民の声を聞け! 悲しみを忘れないで




●賠償金支払いなど政治は切実な訴えに応えなければならない

 福島の第1原発事故によって、住み慣れた故郷を追われた浪江、双葉町の人たちが「私たちの悲惨な状況を忘れないで」と12日、35度を超す炎天下の東京・日比谷野外音楽堂で集会を開きました。
 私も参加させていただきましたが「国会議員は何をやっている!」と叱責をうける反面、心から「この状況を早く何とかして」と、声を詰らせて苦境を訴える町民の悲痛な願いが痛いほど伝わってきました。
 私の身内7人も未だに消息を絶ったままです。厳しい状況を何とかしなければと思い、浪江、双葉町のことは片時も忘れたことはありません。町長さんたちの苦労も並大抵のものではないと察しています。
 政治はみなさんの命や暮らしを守るためのもの。政治家が今、被災地の苦境に立たされた町民を救うために、超党派で取り組んでいかなくてどうするのでしょう。義援金が配られるのも遅い、賠償金支払いがいつになるのかわからず生計が立てられない、法律があるから待って欲しい、そんなことを言っている暇は無いはずです。法律は誰のためにあるのでしょうか、不都合があるなら変えればいい。また、現地のことを知らない人が知ったかぶりして余計なことをするから混乱が生じ、復旧・復興の足を引っ張るようなことになってしまうのです。
 大震災以来、私は故郷のみなさん、そして被災者のためにがんばっていきたい、こんな思いでいっぱいです。

 

●再生可能エネルギーで急きょドイツへ視察に

 第2次補正予算案、特例公債法案、そして再生可能エネルギー法案の成立が延長国会の重要議題となっています。14日の衆院本会議で再生可能エネルギー法案が審議入りしました。
 この法案は原子力の代替エネルギーとして太陽光や風力、バイオ、地熱、そして小さな規模の水力発電などの再生可能なエネルギーを普及させるためのもので、発電側に有利な値段で安定的に買い取ることのできる仕組みを定め、2012年からの施行をめざしています。
 これから私の委員会でも審議されていきますが、本格的な審議に先立ち、福島第1原発の事故で切実な社会問題となった原子力エネルギー、そして太陽光、風力をはじめとする再生可能エネルギーについて、急きょ15日から20日にかけて委員会所属の民主党議員と自民・公明党議員など、野党を含めた視察団の団長としてドイツ、スペイン、フランスへの視察を決定しました。
 すでに、ドイツ政府では、すべての原子力発電所を閉鎖するための一連の法案を閣議了承し、脱原発実現をめざし17基ある原子力発電所のうち8基はすでに閉鎖。残り9基を2022年までに閉鎖し、再生可能エネルギーに替えていこうとしています。先月17日、私のもとにドイツで環境・自然保護・原子力安全大臣を務め、脱原発を推進する、緑の党院内総務(会長)のトリティーン連邦議会議員が来訪。大震災による地震、津波、風評被害、そして環境問題などを話しあい、特に福島原発事故については将来、原子力に替わるべき新エネルギーについて、私と意見交換したばかりです。
 また一方において、フランスでは原子力の稼働率をアップしながらドイツやスペインなどに電力を輸出しています。四方を海に囲まれた日本は、陸続きのヨーロッパと地勢的条件が異なり、電力の融通を容易にすることはできませんが、太陽光や風力、バイオをはじめとする再生可能エネルギーのノウハウ、各国の電力事情など、今回の視察を委員会審議に役立てていきたいと思っています。