国政リポートNo.579
「予算成立に全力を」 反体制運動が激化したエジプトやリビアの政変は、既に原油の高騰によってガソリンなどが値上げの兆しをみせはじめています。価格の高騰は、今後の日本経済への影響が懸念され、問題への早めの対策を講じておかなければなりません。
●政局よりも国民のための政策論争を深めよ 衆議院では予算委員会の公聴会も終り、採決が行われる予定になっています。今回の予算は景気対策、雇用対策を中心に組まれた予算であり、特に地方主権のもと、地方への予算配分は21%になっています。この予算が成立をしないと、約92兆円の予算の40兆円余りの財源に裏付けがなくなり、年金・医療・介護の社会保障、教育や子ども手当、そして地方財政に影響がでてしまいます。国民の暮らし、例えば不動産取得にかかる税制措置、また牛肉、チーズなど、400品目以上の輸入食品が値上がって、家計への直撃となってしまいます。
●脳卒中基本法成立へ向け議員連盟を立ち上げる 我が国の平均寿命が伸びるなか、ガン、心臓病とともに死亡原因の3番目に多いのが脳卒中です。後遺症を抱え、苦しんでいる人が私の周りにもたくさんいらっしゃいます。予防治療、リハビリに関する総合的な体制整備が命を守るためには必要なのです。超党派による「脳卒中対策推進議員連盟」を国会内で立ち上げ、私が会長に就任しました。基本法の成立をめざし国、地方を挙げての対策に取り組んでいきます。
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