闘い続ける 前・衆議院議員田中けいしゅう

国政リポートNo.576
2011年1月17日

 

              改造内閣に重い責任



 民主党政権となって1年4ヶ月、まさに政権党としての真価が問われる時。菅第2次改造内閣の発足で国民の期待に応えていかなければならない! 

 

● 健全な国会運営を

 先週13日、党定期大会が開かれ、これを受けて本格的な第2次菅改造内閣が誕生しました。改造内閣は景気と雇用問題に真っ先に取り組んでいくことを国民は期待しています。
 党大会において、質問等々に対する扱いについて若干の混乱が生じました。しかし両院議員総会で充分時間をとり、そこで意見のやりとりを行っています。また全国の幹事長会議でも同じようなことを行い、党大会の場ではその基本を説明するだけになっているのです。そのことを理解しないで「発言させろ」と、自己主張ばかりを繰り返していては、組織としての機能は維持できなくなってしまいます。
 党大会での混乱については執行部にも若干の説明不足はあったと思いますが、若い議員たちが多くなればなるほど、この点を明確にしておかなくてはならないと思います。
 通常国会が24日から開かれることが決まりました。健全な国会運営を望んでいますが、この国会で92・4兆円余の23年度予算が成立することによって、私たちの景気対策が着実に前進していくと感じています。
 税制改革は性急にできるわけはありません。与野党が一体となって充分な審議と検討を積み重ねることが必要です。年金・医療についても社会福祉を前提に考えれば今のままでいいわけはありません。私は財政と社会保障はセットで考えていかなければならない問題と捉えています。

 

● 準備運動必要なTPPへの参加

 TPP(環太平洋経済連携協定)について、自由貿易の流れの中で日本は当然参加していかなければなりませんが、そのためには準備運動が必要で、これをどのように行っていくか。農業問題なら農業に対する準備運動、医療なら医療、金融・保険なら金融・保険に対する準備運動を如何に進めていくかがポイントになってきます。
 平成の大改革を成し遂げるために新しい制度を導入し、参加していくことはスポーツの世界とまったく同じで、準備運動を怠れば大きな怪我につながると同様に、失業や格差の拡大などが懸念されてきます。
 TPPに参加することだけを良しとして先走っては、国益を損なうことになりかねません。特に農業では従事者の平均年齢が66歳と高齢化が進む中で、TPPの参加が農業の衰退を招いては却ってマイナスです。一方、CO2をはじめとする地球温暖化の吸収弁として農業や林業を立派に育てていくことが大切で、若者の後継者問題と併せて全体的な取り組みに如何に対処していくかが重要になってきています。

  

● マニフェストなど政策を実現へ

 マニフェストの実行力が問われています。これをしっかり守ることは当然です。しかし、厳しい財政とセットで考えていかなくてはならないために見直し論がで始め、はっきりした取り組みがなされていないことに問題が生じていると思います。
 マニフェストを掲げ、政権交代を果たさせていただいたのであれば着実に政策を守る努力を続けていかなくてはなりません。問題があれば問題点を検証し改善していく努力が必要です。あれはダメ、これもダメ、バラマキだといわれ、場当たり的に政策をコロコロ変えていては何も実現できません。強いリーダシップのもと、政策実行に向けてのブレない強固な姿勢を示していくべきです。
 厳しい国会運営になるのは確実です。文句ばかりをいっていても始まりません。みんなで知恵をしぼり汗を流し、委員会を開き、審議が進められることこそが今年1番の景気対策につながっていくはずです。