闘い続ける 前・衆議院議員田中けいしゅう

国政リポートNo.574
2010年12月27日

 

         「夢と希望に溢れた 年を迎えるために」



 日本漢字能力検定協会で世相を表す今年の漢字に「暑」が選ばれました。「暑」で示されるように記録的な猛暑は熱中症による高齢者の孤独死や所在不明、年金の不正受給などが明らかになり、高齢社会の問題点が浮き彫りになりました。また農産物に被害がでて野菜が高騰したり、里山には熊や猿が出没するなど、今年の異常気象は高齢者問題、年金・社会保障問題、環境問題について切実に考えさせられる年となりました。

 

●二つの委員長を歴任

 夏の参院選で民主党が敗退し、衆議院と参議院とでねじれ国会が生じてしまいました。お互いが慣れない与党と野党であっても厳しい経済、雇用状勢を考えたら、胸襟を開いて景気対策に取り組まなくてはならない年でした。
 8月まで内閣常任委員長を務めた私は、8人の所管大臣と共に新成長戦略の実現と、行政改革などの内政、そして外交・安全保障問題に取り組んできました。
 8月の参院選後からは経済産業常任委員長を努め、特に中小企業や公正取引委員会が抱える日本の景気、経済に直結する諸問題に、積極的に取り組んでいるところです。 

 

●政策を着実に

 「国民の暮らしが第一」を実現するための民主党税制改革プロジェクトチームに参加。法人税減税の実現と、これに伴う雇用促進税制、グリーン投資減税を創設し、軽減措置へのより一層の取り組みを進めています。
 今年の猛暑で環境問題が見直され、省エネ、新エネ、太陽光発電がクローズアップされています。中小企業への対策として、省エネ設備の導入を補助し、CO2排出削減を行う企業に削減量に見合った国内クレジットと引き換えに、助成金を交付することなども打ち出しました。
 また、「日本の優れた先端技術を海外へ」という考えで、海外市場の開拓に新たな支援措置を行うことも決めました。
 新興国への水処理やリサイクル、次世代のエネルギーシステムなどの都市整備を日本の企業が売り込んでいけるように、予算をつけた総合的支援も可能となっています。
 これら中小企業を含めた事業者への積極的支援には、ベトナム、シンガポールなど新興国からの日本政府に対する期待感も大きく、各国大使との話し合いでも、支援措置の重要性を改めて感じています。
 来年は新成長戦略を加速的に実現していくために、モノづくりを中心に中小企業の活躍の場、あるいは医療・介護を中心に現場の声を大切にしながら政策に反映していきます。また食の安全、農業の問題も十分な対応が必要と思っています。

 

●対立より話し合い

 何といっても日本経済は厳しい状況にあります。赤字国債もださずに組んだ5兆1000億円の補正予算。国と地方が一体となった雇用、景気対策中心の取り組みを進めています。ところがマスコミは、本来なら報道すべき中小企業対策や新成長戦略、あるいは年金・医療・介護を中心とした社会保障問題をさし置いて政治とカネ、つまり小沢元代表の問題ばかりを連日とりあげています。このような報道姿勢は決して好ましいことではないと思います。
 外交では沖縄基地、中国漁船衝突事件のビデオ流出、尖閣諸島や北方4島の返還問題、そして北朝鮮砲撃などで北東アジアの緊張が高まっています。与野党の対立が国益を損なうようなことであってはなりません。
 十分な話し合いの中で日本の元気を取り戻し、国民の暮らしをよくするための努力を続けていきます。