闘い続ける 前・衆議院議員田中けいしゅう

国政リポートNo.565
2010年8月22日

 

 猛暑が続く中、放置された白骨遺体の発見が切っ掛けで、これまでに百歳をこえる300人近い高齢者の所在不明と年金の不正受給問題が明るみになりました。これは「向こう三軒両隣」、日本の文化、近所付き合いが稀薄になった表れ。個人情報保護法を盾に高齢者の動静が明らかにされないのであれば、これでは個人を大切にするという法律の趣旨が活かされずに本末転倒です。
 所在、生存確認で過剰な反応をみせる個人情報保護法ですが、生死は警察、年金支給は厚生労働省と、今後この問題に縦割り行政の弊害がでてくるようなことがあれば早急に対策を講じ、政治も行政も責任をもって問題解決にあたるべきです。 

 

●急激な円高を受け 総理に緊急申し入れ

 日本経済はドル安・ユーロ安が止まらず大変な打撃を被っています。18日官邸に赴き菅総理に面会。家電エコポイントなどの消費の喚起、中小企業への融資拡大など、急激な円高に対する追加経済対策を申し入れました。
 補正予算を充てるには国会召集を待たなくてはならず、それでは遅すぎます。早急に予備費で対応にあたるよう進言。総理は約9200億円を残す経済危機対応・地域活性化予備費の活用も視野に入れた考えを示しました。
 また、翌19日には財務省に野田大臣、そして経済産業省に直嶋大臣を訪ね、急激な円高は輸出産業界に与えるダメージは甚大。仕事が減る中で銀行の貸し渋り、貸しはがしが再燃しかねず、国民生活にも大きな影響を及ぼします。「政治は生活」、政府は夏休み返上で、日本銀行による金融緩和を含め、一丸となってあらゆる手段を講じて急激な円高是正にあたるよう、強く要望しました。

 

●政策論争で臨む 民主党代表選

 9月までは鳩山前総理の任期期間です。代表選は米国大統領選のようにもともと任期満了によって行うもの。また、今までの約8年間、党員、サポーターのみなさんにお世話になっていながら代表選が国会議員だけで決めるのでは民主主義のルールに反します。開かれた党にならなければ民主党の政策が理解されるわけはありません。私たちは総理を国民投票で決めるべきといっている立場上、密室政治で決めるようなことがあってはなりません。
 2週間の代表選の間に党の考え方、役割、今何をすべきかをアピールし、党利、派閥ではなく民意を大切にした代表選を行うべきと思っています。私たちのグループでは代表選への対応を協議中ですが、6つの政策提言を示し、自選、他選を含め、代表選に臨んでいきます。

【代表選に臨むにあたっての基本姿勢】

(1)・個人の人格の自由な発展を尊重する党の性格、及び「自由・公正・友愛」を基本とする国家観・世界観を明確にした「民主党綱領」を制定すること。
(2)・激動する国際情勢にも対応する高水準の国家戦略局を設置すること。
(3)・国際連合と日米同盟の深化を基軸とする安全保障体制を確立すること。また、平和外交の推進に資する高度で新たな知的情報システムを構築すること。
(4)・社会保障の充実と、雇用の確保のためにも新経済成長戦略を推進し、抜本的税制改正を断行し財政危機を克服すること。
(5)・憲法調査会を衆参両院に早期に設置し、日本の新しい仕組みを設置すること。
(6)・エネルギー・環境政策については、原子力の平和的有効活用と、地球益と国益の両立を図ること。