闘い続ける 前・衆議院議員田中けいしゅう

国政リポートNo.560
2010年6月7日

 

               この国を建て直す


 菅新代表の初陣となり、夏の参院選の前哨戦と位置づける横浜・泉区の補選で私たちが推薦した、ふもと理恵候補が17313票を獲得。みんなの党、自民党の両候補者を抑えて初当選を果たしました。菅新政権のもと、民意に応えての力強い再出発となりました。 

 

● 清新な民主党に 立ち返れ

 6月2日、緊急の衆参両院議員総会が国会内で開かれ、「普天間基地移設問題と政治とカネで国民へ多大なご迷惑をお掛けした」と鳩山総理が辞任を決意。辞任表明では政治とカネに決別させる民主党を取り戻したいとの強い意欲を示しました。
 そして4日に党の代表選と国会での首班指名を行い、菅直人新総理が誕生しました。再出発となった私たち政権与党に対し、国民の期待は未知数であり信頼を回復するには容易ではありません。新リーダーのもと、信頼回復をはかり国民から負託をうけた政権交代の成果を確実なものにしていきます。
 事業仕分けで天下りや行政のムダが表面化し、政権交代の実績が徐々に上がりつつある中での鳩山総理の辞任は大変残念に思います。政権7ヶ月目での公約達成率は約20%、そして約85%は既に着手して真の改革が始まったところでした。しかし、政治とカネ、また沖縄問題が政局にまで広がって、着実に進めてきた公約達成もマスコミがあまり取りあげようとしないため、普天間問題と政治とカネだけに国民の目が向いてしまいました。公約の実行度を高めようとする私たちにとっては不本意きわまりないものとなってしまいましたが、日本の政治も政治家も、そして政治家を国会に送り出す国民自身も、もっと成熟しないかぎり政策遂行は難しいとの思いを強く感じました。
 自民党が60年もの間表面化させてこなかった沖縄問題は鳩山総理が懸命に基地の負担軽減を実現させようと努力したことで問題点がクローズアップされ、これを切掛けに多くの国民は基地問題に関心を寄せるようになりました。沖縄県民の立場に立って困難な米軍基地の移設問題に正面から立ち向かったのは歴代総理の中でも鳩山総理が初めてではなかったでしょうか。しかし政治は結果責任です。国民に対し責任を明確に示したのが今回の総理辞任であったと思います。
 総理の辞任によって、政権交代による改革を後戻りさせてはなりません。これからも国の政治をより分かりやすく、より責任感溢れるものにしていきます。

 

● 新代表、新総理に 菅直人氏を推薦 

 民主党の代表選に先だち、私たちグループは議員団会議を開き誰を代表に選出するかも含め、数度にわたり会合を開き、最終的には代表選に立候補した菅直人氏への支持を決めました。決めるに際しては以下の確認をおこないました。
 まず、クリーンな民主党として国民に支持をえられるように政治とカネにけじめをつけること。自民党では十分でなかった年金・医療・介護の社会保障を充実。鳩山政権が進めた財政運営戦略、地方主権など、改革の基本は変えないこと。新成長戦略の中で位置づけられるモノづくり、エネルギーと環境、特にクリーンエネルギーとして原子力政策の推進。沖縄基地問題の負担軽減重視と日米関係を基軸の外交政策。日中、日韓関係、東アジア共同体構想の推進。日の丸・君が代の遵守など、政策遂行にあたっての確認を求めました。その上で、私のグループからは中野寛成元衆院副議長とともに25人の推薦人の中に名を連ねさせていただきました。「推薦人だけでも内閣が作れる豪華な顔ぶれ」と評され、恐縮しています。
 新代表であり新総理に期待することは、まず民主党は開かれた政党であり、その原点に立ち返れということです。そして景気と雇用対策に最優先で取り組んで欲しいとの思いを強く感じています。
 国民の要望にどのように応えていくか、残り少ない国会会期ですが「国民の生活が第一」の政策実現に、精一杯の努力を続けていきます。