闘い続ける 前・衆議院議員田中けいしゅう

国政リポートNo.550
2010年2月1日

 

             前政権の後始末を終え
            「いのちを守る」国会が始動

 
 景気低迷で麻生前政権が見込んだ税収が9兆円も縮小する中、1次補正を凍結し事業仕分けで税金のムダ遣いを洗い出し、緊急経済対策を盛り込んだ2次補正が成立しました。前政権の後始末を終え、いよいよ公共事業費18・3%削減、社会保障費9・8%増、教育・科学振興費5・2%増やした鳩山政権の22年度予算案の審議が始ります。
 今やるべきは景気、雇用対策、そして「命を守る」国民の暮らし対策です。これからが鳩山総理の本当のリーダーシップが発揮されていきます。

 

●「政治とカネ」より 雇用、景気対策

 予算の総組み替え、特別会計の抜本的見直しへとつなげる大事な通常国会。「政治とカネ」の問題も確かに重要ですが、この問題は司法の手によって調査中であり、衆・参両院で野党議員が入れ替わり立ち替わり、同じ質問を何度も繰り返すのは配慮が無さ過ぎます。
 景気の落ち込み、デフレの阻止を考えれば国民の暮らしに関係する景気、経済、財政政策を論じるべきです。25%削減を公約とした環境対策に直結する環境ビジネスの問題や新規雇用を実現するための政策論争を深めるべきです。
 雇用では、例えば公共事業で電柱などライフラインの地下化、お年寄りや障がい者の車椅子、べビーカーにとって安全な歩道の整備など、バリアフリーの街づくりに30万人の雇用が期待できます。また介護制度の見直しで、介護福祉士の新規雇用で30万人が生まれます。
 コンクリートの公共事業ではダムばかりが造られてきました。ところが問題の八ッ場ダムは50年以上経った今も完成していません。ダム本来の必要性よりも公共事業として造ることだけが目的化してしまった例です。また、日本は国土の約7割が山林なのに整備が放置されて山の保水能力が低下。自然のダム機能を損い、豪雨をもたらす地球温暖化の影響もあって洪水が起こりやすい状態をつくりだしてしまいました。ここに40万人の雇用が確保できます。
 食の安全、食料自給率アップ、農業の活力を高める農家への戸別所得補償。あるいは建設技術を活かした農業再生に20万人の雇用が見込めます。
 石炭、石油の化石燃料から太陽光、風力、バイオの新エネルギー開発、そして安全を追及した原子力など環境への取り組みにも新たな雇用が生まれます。
 鳩山総理は政治のリーダーシップを発揮し、元気で活力を見いだす「国民の暮らし第一」の景気、雇用対策に力を入れていくことです。このことによって内需の拡大が可能になっていきます。
 経団連会長と連合会長の話し合いが持たれました。春闘に向けての旗振りも必要ですが、現実問題として国民に希望を与える取り組みが、政治には必要なのです。これを加速させるのがリーダーとしての総理の役目です。
 「命を守る」総理の施政方針演説が行われました。暮らしに直結する政策議論を戦わし、1日も早く来年度予算案を成立させることが財政の立て直し、日本経済の再生には必要なのです。

 

●盟友、ミッキーさん 帰らぬ人に

 世の中の悪に対し、歯に衣着せぬ物言いで政治を見続けたミッキー安川さんが亡くなりました。横浜高を出てすぐに貨物船で渡米。ジャップとよばれながらも苦境を克服。若いときの苦労が強いミッキーさんの原点になりました。国民が何を求めているかを敏感に感じラジオを通じて意見する。自民党の歴代総理、そして鳩山総理、小沢、菅さん、 共産党や公明党議員も多数出演し、党派を超えたパーソナリティーとして異彩を放ちました。リスナーからの質問にもストレートに応じるミッキーさん。型破りの毒舌とは裏腹に人情味溢れる面もありました。日本の行く末を憂い、苦言を呈する人が少なくなってしまい残念です。
 葬儀には鳩山総理夫妻はじめ多数が弔問。ミッキーさんとは長年の付きあいと居住が同じ戸塚区ということもあり、私が葬儀委員長を務めさせていただきました。いつまでも心の中に生き続けるミッキーさん、ご冥福をお祈り致します。