国政リポートNo.547
「鳩山政権の目指す方向を明確に示し ●中国経済の凄さを実感 10日から3日間、北京を中心に中国を訪問し胡錦濤国家主席や外交部をはじめとする多くの中国要人と会い、中国の現状と抱える問題など、幅広い意見交換を行ないました。中国は今GDP8%と、凄い勢いで経済成長を続けています。頑張っている姿を目の当たりにして、その根拠は13億人民の暮らしをレベルアップさせたいとの強い意志、あるいは北京オリンピック後の新幹線や地下鉄など都市開発やインフラ整備に取り組んでいることがGDPの数字になって表れていることを実感しました。
●確保できる40兆円の財源 民主党がマニフェストに掲げ、鳩山政権において重要政策として取りあげている子ども手当やガソリン税等の暫定税率廃止など、これらの細部がまだ煮詰まっていないうちから、マスコミ主導で政策の流れがつくりだされてしまっているように思います。今、政策を実現するためには税収が落ち込んで財源が厳しくなっていることは確かです。景気の二番底も心配です。しかし、日本の財政が赤字国債に頼っているとは言え海外に借金をしているわけではありません。もっと前向きな施策が必要です。
●政策実行を総理に提言 「税収が厳しい中でも40兆円の財源は確保できる」、15日に私は官邸を訪れ鳩山総理に直接お会いして提言申し上げました。財務省主導の緊縮財政を続ければ日本経済はさらに萎縮してしまいます。公約実現へ加速していただきたいとの気持ちでいっぱいです。
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