闘い続ける 前・衆議院議員田中けいしゅう

国政リポートNo.543
2009年10月31日

 

          「公約実行の臨時国会が開幕」




●新内閣に公約実行を要望

 先週、神奈川県の参議院補選で鳩山総理はじめ閣僚が横浜に駆けつけて「リレートーク」を行い、私も補選の応援演説で聴衆のみなさんからマニフェスト実現への期待を強く感じました。公約を実行していかなければ、国民はすぐにそっぽを向いてしまいます。当たり前のようですが約束を守れないようでは駄目。信頼性が政治にとっては如何に大切かを改めて感じました。
 そのような中、政権政党として初の臨時国会が天皇陛下をお迎えして開幕し、鳩山総理の所信表明演説が行われました。選挙で掲げた国民との約束を守ることが政治の信頼性を高めることです。臨時国会で、鳩山内閣が公約実行に全力で取り組んでいくことを総理に申し上げていきます。

 

●偽装要求、ムダ根絶を

 政権交代を機に、日本の政治が大きく変わろうとしています。長い間、自民党政権による継続が前提の政策、例えばダムや道路事業などを凍結し、これらのムダを徹底的に見直すことができるようになりました。
 公益法人に設置した基金で2008年度末現在、12基金が事業実績の100倍以上、そして19基金が50倍以上の基金を保有していたこともわかり、さらには将来にわたって使用見込みがないのに、別の補助事業に資金を流用していたこともわかったのです。
 鳩山内閣が打ちだした来年度予算の概算要求にも、私たちが政権交代前にムダだと判断して廃止、見直しを要求していた事業を、他の事業に紛れ込ませていたことも判明したのです。
 ムダ根絶を掲げて予算編成を進めてきたはずなのに、これではまさに偽装要求です。実態の把握と、より厳しい精査が必要になってきています。

 

●立法と行政のあり方を再考  

 政権交代で官僚(霞ヶ関)への丸投げ政治から、今度は国民が選んだ議員(永田町)による政治へと、立法能力が十分発揮できるようになりました。自民党政権以来、職権による議会開催や法案の強行採決など、強引な国会運営が行なわれてきましたが、立法府(永田町)が行政府(霞が関)の従属機関であるかのような国会状況は三権分立、議会制民主主義の観点からもおかしなことです。本来なら立法府がリードするべきなのに、米国大統領制のように行政府がリードしてきてしまったのです。永田町で法律をつくり、霞ヶ関には立案補佐と執行を委ねるようにしていかなくては駄目なのです。
 国会議場では正・副議長のもと、ひな壇に政府の閣僚がズラリと並んでいます。私は片側に立法府、反対側には行政府が並ぶような形をとってもいいのではと思っています。政権交代で政治が変わるというのは、国会の姿が変わることでもあるのです。
 また、私が任命を受けた衆議院内閣委員長室は議員会館の地下にあります。行政府の大臣、副大臣、政務官室と比べ決していい条件ではありません。立法府の委員長室が何で差別的な扱いを受けているのか、これで立法、行政が対等な立場であると言えるのか疑問です。委員長室は少なくても国会内にもっていくべきではないかと感じています。

  

●慎重、親切、丁寧な説明を 

 公約実行のために国家戦略室、行政刷新会議など、新政権への国民の期待は大きいのに、その期待に反し総理の発言と官房長官の説明とに食い違いが生じたり、余計なことで政府の一体感を損なう状況が目立っています。間違った捕われ方をされたら政治への信頼を失います。誤解を招くような言動は厳に慎むべきで、1カ月たった鳩山内閣に慎重な対応を求めていきます。