闘い続ける 前・衆議院議員田中けいしゅう

国政リポートNo.537
2009年7月27日

 

          けいしゅうの「破壊力」で政権交代


「破壊力」、これは田中けいしゅうの新しいキーワードです。自民党政権による官僚政治を「破壊力」で打ち壊し、国民が主役の政治へとつくり変えていきます。今度の衆院選は日本で初めて、国民が総理大臣を選べる重大な選挙なのです。

 

●政権交代が必要なわけ

 なぜ今、政権交代が必要なのか。それは余りにも長く続いた官僚と族議員とのしがらみによって、澱みができてしまった政治を変えなければいけないこと、官僚支配の政治を断ちきり、官僚の天下りをなくし、税金のムダづかいをやめさせること、そのために政権交代が必要になってきたのです。

 

●暮らしの立て直しが第一  

 衆議院は7月21日に解散しました。この解散を麻生総理は「国民の信を問う解散」と説明していますが、信を問うなら昨年、福田さんの後を受けた直後に解散するべきです。国民の信を問わないまま10ヶ月も総理の椅子にしがみつき、借金を増やし、今になって信を問うのは筋が通らない話です。これでは事実上の任期満了でしかありません。
 4年前、小泉政権の郵政民営化から始まり、これからの時代はグローバルスタンダードだと、国際競争の名のもとに行き過ぎた規制緩和や儲かれば何でもありの市場原理主義が日本経済をメチャクチャにし、国民の暮らしに大きな損害を与えました。まして、この4年間で国民の審判なくして安倍、福田、麻生と、たらい回しで総理がコロコロ代わる。憲政史上初めてのことであり、指導者が1年ごとに代わる異常な状態は世界の何処をさがしても見当たりません。外交的に見て、日本の信頼を損ねたことは確かです。この間の、地に足の着かない政治こそが問題です。国民の暮らしは苦しくなり、特に弱者と言われるお年寄りや子どもたち、障がい者の方が大変な影響を受けてしまいました。
 今、大切なことは、この4年間で落ち込んだ国民の暮らしを立て直すことです。費用対効果の観点からムダと指摘し、凍結された18路線の道路建設が、僅か4カ月で覆ってしまいました。ここにつけられた予算が約4兆6000億円。官僚と族議員が自分たちの目的を達成するには手段を選ばずの事業再開となってしまったのです。政府・自民党はコンクリートやアスファルトの方が大切と言うわけなのでしょうが、小泉改革によって必要以上に削られた社会保障費など、今、私たちは人の命や暮らしを大切にする政治の回復が大事だと思っています。
 年金・医療・介護を中心にした安心の国民生活、特に後期高齢者医療制度は廃止する必要があります。また、1人2万6000円の子ども手当、高校授業料の無料化は将来の日本を支えるための人づくり国づくりであり長期ビジョンです。勤労者になったときに日本の将来の担い手となっていくための言わば先行投資です。
 高速道路料金の無料化についても物流コストの軽減、景気対策の面でも効果が大きいと判断して政策に取り入れています。与党からは、「財源はどうする、バラマキだ」と指摘されます。直接料金を徴収しなくても、既に道路特定財源として自動車取得税、重量税、登録免許税などがかけられています。また、高いガソリンの暫定税率もあります。さらにはカネのかかる車検制度もあって、いままでは誰も不自然に思わなかったところに道路に関する税金がかけられてきているのです。今までの税制面もスクラップ・アンド・ビルドで総合的に見直す時期にきていると思います。既成の予算編成にとらわれず、国民生活が直接潤うような優先順位と組替えで、財源をはじき出すことが可能です。

 

●実感なき景気回復 

 政府は09年度の経済財政白書を発表しました。それによると08年のリーマン・ショックを挟んで、実体経済は依然マイナスにありながら、「景気に回復の動きが見られる」との判断を下しました。企業の仕事量は3割、4割が確実に減少しています。下請け・孫請け企業では、半減以下にまで落ち込んでいるのが現状です。その結果、中小企業製造業の経営状況は横ばい、非製造業は逆に悪化して、依然マイナス状態で企業倒産も続いています。ボーナスはカット、所得は減少、消費は落ち込んでいるのに、これで「景気回復の動きが見られる」と判断できるでしょうか。
 よく、実感なき景気回復と言われますが、回復は限定的(ハイブリッドカーなど大企業の良いところだけがクローズアップ)でしかなく、政府・自民党が衆院選を前に経済対策の効果を過大に伝えたい思惑が見えてきます。景気の厳しさが回復どころかさらに悪化していることをキチンと伝えるべきです。

 

●災害を教訓に効果的な対策を 

 山口や九州北部で起きている記録的な集中豪雨で被災された方にお見舞いを申し上げます。山肌を削り取る大規模な土砂崩れの状況を目の当たりにして、戦後怠ってきた山林などの治山治水、また集中豪雨に対して地球温暖化対策の重要性を感じます。今回の災害を大きな教訓と受け止めて、効果的な対策を講じてほしいと思います。